iDeCoの積み立て効果
iDeCo(個人型確定拠出年金)は拠出金に対して、所得税と住民税の控除が受ける事が出来ますが、
税金は拠出に対し1回限りで、金利は毎年受け取る事が出来ます。
実際、普通に貯金した場合、何%の金利と同程度となるのでしょうか?
気になったので計算してみました。
(専門家ではないので間違ってたらすいません・・・)
算定の仮定は以下の通りです。
簡単に計算するために、条件を簡略化してます。
■両方
・運用期間は20、25、30年でiDeco、貯金で同じとする。
(40歳、35歳、30歳で60歳まで運用する事を想定する。)
・拠出金額は1.2万/月で一定とする。
・口座管理手数料は167円/月のみとする。
・所得税は10%、20%、23%を想定する。
(10%:課税所得195~330万、20%:課税所得330~695万、
23%:課税所得695~900万)
・住民税は10%
・受け取り時の税金は全額非課税とする。
・運用商品は元本保証型の商品100%とし、金利は0%とする。
■貯金
・毎年一定金額の積み立てとする。
・金利は一定とする。
・1年複利とする。
・金利に対する税金は20%とする。
結果は下の表の通りです。
35歳で、60歳まで運用した場合(運用年数25年)、所得税率20%とすると、
年利3.00%の貯金で運用した場合と同等となり、投資に対し、
1.4倍を受け取ることができることがわかりました。
株等で運用しても税金は貯金と同じなので、3.00%/年で運用した場合と同等となります。
iDeCoでは、元本保証でも今後金利が上がったり、投資信託等で利益が出れば、これ以上の金利効果が期待出ます。
また、逆にリスクを取って多少のマイナスが出ても、なかなか受給金額が投資金額を下回る事はなさそうです。
つまりは、自力で年間3%程度の運用益を継続して確保できるような人以外は、iDeCoを利用するのがいいのではないでしょうか。